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インターンシップ実習体験レポート
明治大学3年 細越建佑
インターンシップに応募した動機
地域やわが国や地域の抱える問題にはどういったものがあるのか、ニュースや広報などで目にすることはあったものの、いまいち実感が湧かなかった。そういった問題については、実際に政治に携わる議員の方こそ、よくご存知であろうと考え、議員の方の下で勉強したいと考えた。議員の方が有権者の方や地域の方と、どのようにしてコミュニケーションを図っているのかと言う事に興味があった。また、マナーに厳しいとされる政治の現場で自分自身を鍛えたかった。
受入機関の概要とその事業・組織の特徴
小林ひとし議員は、葛飾区議会議員であり、議会においては民主党葛飾という会派に所属している。区議会(議員)の主な仕事は、区長が中心となって立案した条例や予算などを審議し、区政が適切に行われているかチェックする事である。区議会の定例会は年4回開かれ、議員はこの時、区長や、区役所の各部署の部長に対し、区政等に関する一般質問を行なうことが出来る。議会が開催されていないときでも、委員会(区議会で取り扱う問題は、数が多く、内容も幅広い分野にわたっていることから、専門的、能率的に審査するために委員会を設けられている。)を開いて、区の仕事や問題について調査などをしている。なお、小林ひとし議員は教育委員会に関する事項を扱う文教委員会に所属している。また、区政に対する請願、陳情を紹介するのも職務の一つである。葛飾区議会は直接選挙により選出された定数40名の議員によって構成され、現在の議員は平成17年11月13日に行われた選挙で選ばれた。任期は四年である。
小林議員は区議会での活動の他にも、後援会を始めとした有権者の方に対する活動や、勉強会への参加などといった活動を行っている。
基本的に、インターンシップ中の活動は、区議会の会派に割り振られた部屋で行うか、活動の内容によっては必要に応じて移動をするなどして行った。
実習内容と感想
実習は八月の第一週から九月の第四週にかけて行われた。
実習内容は、基本的な議員活動を追う形で行われた。主に、九月半ばより行われた本会議に関する活動と、勉強会への参加や視察への同行、国会見学などといった活動に大きく分けられる。なお、これらのカテゴリーには含まれないが、一時的に他の事務所のお手伝いをする活動もあった。
まず、初日には自己紹介等のイントロダクションが行われた後、本会議での一般質問について、質問案を作成する為にトピックの割り振りが行われた。自分は資源物の抜き去り問題を担当し、一週間ほど後に、問題に関するレポートと、質問案を議員に提出した。九月の半ばになり、葛飾区議会の本会議で小林議員が一般質問を行なわれたのだが、私は傍聴席で、その質問に対して区長や各部署の部長が行う答弁の記録を行った(会議録は会期が終わる頃にならないとアップロードされたりしないため。)なお委員会を傍聴する機会もあったのだが、事前に質問通告などを行わなくてはならない本会議よりは、質問通告を要しない専門委員会のほうが、論議が活発であるように思われた。
勉強会の参加では、政党や今政治的に話題となっている事柄に関する、いくつかの勉強会を聴講する事が出来た。うち一回では、勉強会の運営補助にも携わったのだが、マナーについては問題なく行動できたと思う。視察の同行では、活動する議員達の姿を撮影するなどの仕事を行った。国会見学は結果的に二回見学し、首班指名投票と、安倍新総理の所信表明演説を傍聴することが出来た。最初は、国家に関する決定を行う議会に、自分がいる(勿論、見るだけだが)ことの実感が湧かなかった。しかし、何人かの国会議員をごく近くで見て、また安倍新総理が演説している姿を見ていて、テレビの向こう側で行われていると思っていた国の行末に関する決定が、生身の人間によって行われているということに改めて気付かされた。
インターンシップの反省
一橋大学一年 大田寛樹
私がした仕事は主に、行事参加(野球大会、盆踊り、拉致被害者を救う会、授業参観など)、旅行会準備、質問作り、委員会傍聴、議会傍聴です。議員は人間関係が重要だということは、インターンシップを開始する以前からそのようなイメージを持っていたのでさほど驚きはなかったです。行事参加、旅行会準備は大体予想していたとおりの仕事内容でした。
質問作りでは、調べたことから疑問が浮かばなかったので、よい質問が作れませんでした。しかし区役所にどの程度の権限があってどんな質問に回答できるのか、ということが分かればもう少し考えられたかもしれません。議会においては、区長や役人が様々な質問に対して回答していて、区でできることも多いのだと感じました。
議会と委員会を傍聴の際、議会が形式的なものに過ぎず、委員会の方が積極的な議論がなされているというのが、今回のインターンシップで最も驚いたことです。さらに議会でも委員会でも、議員同士で話し合いをするのではなく、議員と役人が話し合っていたのにも驚きました。私は議会では議員が話し合い、委員会では議員を交えつつも役人が話し合いをするイメージを持っていました。しかし、役人の答弁は、責任問題とも絡み、大変分かりにくいものが多く、もっと分かりやすく答えて欲しいと何度も思いました。
桃太郎は、他の事務所のインターン生、議員やその秘書との交流があり、人数の多さからくる安堵感があり、仕事の内容的にもわりと楽ということもあり、今回のインターンシップで最も楽しい仕事でした。このときは品川区で実際に選挙間近の様子を体験できて、非常に参考になりました。
しかし、今回のインターンシップで得た最も貴重なものは言うまでもなく出会いです。政治は人間関係が重要だとは知っていました。小林先生、細越さん、アイカスのインターン生の池田さん、その他の方々との出会いは、私の将来に大きな影響を及ぼすでしょう。このようなすばらしい方々と過ごした日々は私の一生の宝物です。インターンシップ期間中は、仲間がいたので、つらいことも時々はありましたが、楽しいことは毎日ありました。そのことも踏まえ、あらためて人間関係は重要だと痛感しました。
信頼の在り方
上智大学文学部3年 池田賢人
この2ヶ月間、議員インターンシップを通し、国会見学や区議会傍聴、勉強会への参加など、様々体験をした。小林議員は区内で食事をする時は必ず厨房に顔を出し、店の人々と交流をしては、区民の声を聞いていた。彼には聞く姿勢があるから、区民も話すのである。区の情勢を尋ねられたり不満を聞いたりを繰り返しながら、小林議員は信頼を得たのだと思う。当選後も週2回、朝一で駅前での街頭演説を繰り返しているから、区内で名前を知らない人は少ないのではないだろうか。地道な作業が功を奏したのか、すれ違う人から挨拶をされたり、盆踊りでは輪の中に誘われたりと、人気者である。2位で区議会議員選挙を勝ち抜いた実績の持ち主であることも頷ける。本人は区に対する思いをあまり強く語ったりはしないが、生誕以来葛飾育ちの経歴がそれを代弁しているようにも思える。何より票集めという目的を超えている純粋な区民との交流が、議員の信頼を得る図を地元の行政の現場で目の当たりにした私にとって、これ以上の経験はなかったと思う。
自分が変わるきっかけとなったインターン中の活動
和洋女子大学2年 池田彩圭
私は大学で国際社会について学んでいる。その中でも世界の政治、特にアジアの政治にとても興味がある。今までインドネシアやマレーシア、シンガポールなどたくさんのアジア諸国の政治を学んできたが、私は日本の政治についてはあまり知らない。そこで世界の政治を勉強するならば、まずは自分の国の政治のあり方を知るべきではないだろうかと考えるようになった。それが私の議員インターンシップに参加した一番の動機である。そこで政治活動を肌で感じ、日本の政治とはどういうものか知りたかった。そして自分の視野も広げていきたかった。
実際に二ヶ月という短い期間であったが、議員と供に政治活動してみて、日本の政治についてたくさんのことを知ることができた。現在の自分をインターンシップ参加前と対比してみると、大分変わったであろうと感じる。
自分が変わるきっかけとなった活動はたくさんある。まずは初日に行った活動の、支援者の方とのパーティーである。インターン初日ということもあり、私はとても緊張していた。しかし支援者の方々はインターン生の私達にも皆優しく、とても嬉しかった。また議員が支援者の方々の名前を全員覚えていたことに、とても驚いた。やはりたくさんの方々に指示される議員というのは、支援者一人一人を大事にしているのだなと改めて感じた。この二ヶ月で今まで経験したことのない活動がたくさんできた。前にも述べたように、私を変えてくれた。テレビで政治の番組なんて一度も見たことがなかった。しかし最近ではよく観る番組の一つになっている。駅前で選挙のビラを配っていても、一度ももらったことがなかったが、今では進んでビラをもらい、しっかり読んでいる。また選挙にも全く興味がなかったが、選挙には必ず行きたいと考えるようになった。これからもこの二ヶ月で経験したことを忘れずに、選挙という形で日本の政治に関っていきたい。本当に議員インターンシップに参加して良かったと思う。
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